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季節を感じる場所…とフランス映画

この時期になると、店舗裏の事務所入り口には花びらが舞い込んできます。

この入口は吹き溜まりになっているので季節モノがたまる仕掛け。

秋にはたっぷりと欅の落ち葉、冬は雪…。だからこの時期は幸せ。春が来たって。

生地のプリントのように見えてついつい見入ってしまうかわいさ。

これは向いのお宅に咲いた花が風に吹かれて、事務所入り口の吹き溜まりに集まってくるため。

そのお花をよく見ると幾重にも重なった花びらが小さな花弁にしっかりと繋がっていて

ドキっとするかわいさ。うっとりする繊細さ。自然でいてこの存在感。

chiisa

そうそう、小さな花が連続的に咲いているのを見るといつも「髪結いの亭主」を思い出してしまう。

単純に髪結いのマチルドが小花のワンピースを着ていたから。

1990年公開の映画パトリス・ルコント監督の作品で、ごめんなさい、内容よく覚えてない…

ただあのワンピースと美しい映像は心に残っている。フランス映画って起承転結があまりないから。

(もちろん、そうじゃない映画もありますね、「レオン」とか。

「レオン」なんか3回も劇場に観に行った、ラストのスティングの『Shape Of My Heart』で号泣…毎回。)

フランス映画は果てしなく奥が深いような気がしていて、結構観るぞーって思ってないと

あれ?何言いたかった?みたいなことよくあるので真剣勝負。

でも、心の動きや表情とか映像美とか、日常の断片を切り取ったような普通の暮らしとか

な~んだ、どこにいても同じような暮らしがあるんだと今ある状況に納得して腑に落ちたり。

そんな心の隙間を埋めてくれるような安定感がフランス映画にはあると思います。

ファッションやメイクも参考になるし、女性がチャーミング。

そして何より、男も女も所作が美しいというところが格好良いですね。

久々にゆったりと一日映画を観ていたいな~と思いました。

ここは凱旋門の一本入った路地…ではなく事務所裏の路地。

夕日がきれいでした。

yasu