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TRANSISTER botanica LaBさんのアトリエにお邪魔してきました。

 

ご縁あって髙城先生にクリスマスのワークショップをお願いしてから今年で10年目を迎えました。

10年と言ったらいろいろな状況や環境が変わりますね、コロナもありました。

藤井先生もこの10年の間にご結婚されて髙城先生にお名前変更になりました。

(とはいえ6年も経っているのですが…)

今回は髙城先生の魅力溢れるセンスとここに至るまでのあれこれをお伺いしに

アトリエを訪ねてきました。

 

「作業着のままだから!」と黒一色でラフな格好で現われた髙城先生は

今日も素敵な笑顔で迎えて下さいました。

最寄駅の門前仲町の駅を降り、大通りを横切って歩いていくとオフィスビルからマンションへと

街の雰囲気が変わり、少し昭和感の残る建物の間に先生のアトリエTRANSISTER botanica Labがあります。

そのロゴは壁一面にデザインされているので迷うことなく一目でわかりました。

路面にガラス張りのアトリエは、中を伺うことが出来るので

通勤道だったら毎日楽しみに前を通るだろうな、と。

そして、花を買って帰るのも習慣になりそう。先生とのお喋りも楽しみの一つに。

 

髙城先生の毎日は朝が早い。

市場のある月、水、金曜日は仕入れの為に午前2時半頃起きて、3時半には市場に到着。

早い時間じゃないと珍しい花材や人気の花材は売れ切れてしまうそう。

だいたい午前中には仕入れを終わらせ、アトリエに戻り諸々仕込みを。

毎週火、木曜日には都内近郊のshop様へ活けこみとメンテナンスのお仕事。

もちろんオープン前には完成していなければならず、そんな日も朝7時には現地に到着。

その他、承った予約やイベント等、日々めいいっぱい動いている。

朝の早さや仕事の量など私は感心するばかりでしたが

先生はひょうひょうと当たり前のように話します。

「私、ずっとバスケをやってて高校も短大もバスケばっかりだったんです。

就職も地元兵庫で普通にOLやってたんだけど、何か手に職を付けたいと思ってて。

だけど母からは5年は続けなさいと。だからその間にお花のお教室に行って勉強してました。」

「何故花だったかは、きっと祖父の影響だと思います。祖父は盆栽が好きで。

膨大な量の盆栽が庭にあって、小さい頃はそれをずっと見てました。」

その後、会社を退職して大好きだった東京のH.P DECOのグリーン事業部に就職します。

そこでは仕入れからお花のあれこれを学び5年程働いて、独立し、今に至ります。

 

先生の作るものには色や素材の奥行きを感じることが多く、

独特の世界観があると思うのですがそれはいったいどこからくるのでしょう。

「もともとはパターンナーになりたかったんですね。ファッションが好きで。

だけどパターンナーって実務経験がないと雇ってもらえない、ハードルが高いと思いました。

でも毎シーズン、いろんなブランドのコレクションを見ています。

素材の組み合わせ、色のトーン、質感、雰囲気、それを作るものに落とし込んだりもします。

すごく参考になります。」

花ではないところからのインスピレーションは意外ではありましたが、

だからこそ髙城先生の作るものにはファッション性を感じるのかもしれませんね。

 

屋号のTRANSISTER botanica Labにはどんな意味が込められているのでしょう。

「あまり意味なくて(笑)、響きがいいかなって。

あと清志郎さんが好きなので。トランジスタ・ラジオから。」

先生らしいです!

響きとか、空気感とか、目には見えないものを形にしていくようなそんな感覚なのかなと思います。

立体を平面に落とし込んだり、またその逆だったり。

それがたまたま花だった、というだけで本来何にでもそのセンスを発揮できる人なのかもしれないと思いました。

 

多忙の中、週2回はピラティスへ通い、リフレッシュすることにしているそう。

「体のメンテナンスも大事、一人だから。

たまに重い水の入ったバケツを持っていつまでこれが持てるんやろ、って思う時もある。

でも、お客さまが喜んでくれるのが一番嬉しいです。」

髙城先生独特の世界観が今年もまた目に触れて、教えていただくことができます。

今回初めてでご検討されている方も

先生が楽しく教えてくださいますので安心してご参加くださいませ。

懐に入るつもりで、先生の手もちょこっと貸してもらえます。

そしてこの10年の間、ご参加くださっているお客様もまた楽しみな時期がやって参りましたね。

今回もとっても素敵なリースです↓。

ご予約を承っておりますので、お電話、メール、是非店頭にてお声がけくださいませ。

よろしくお願い致します。

 

 

 

yasu